歯科の感染リスクが高いという指摘はある意味では正しいと思います。ただしそれは、感染の自覚のない患者様から歯科医師やスタッフに感染するリスクで、治療を通じて患者様が感染するリスクではありません。
新型コロナウイルスの以前から、歯科は他の病原体ウイルス等の感染リスクを防護しながら診療していました。つまり、以前からスタンダードプリコーション(標準予防策)を徹底し、感染対策に最も力を入れている職業です。
当院では、日頃より感染予防の基本原則であるスタンダードプリコーション(標準予防策)にのっとった感染予防対策を徹底しています。
新型コロナウイルスに対しても万全の対策をおこなっていますが、いつも以上に感染対策に力を入れています。
私たちは出来るだけ自分たちを防護しながら、患者様の健康を守り、かつ感染が起こらないよう精一杯の努力いたします。
その為には感染予防は私たちだけではなく患者様の協力も必要です。
体調不良の事前申告、入り口での手指消毒、待合室でのマスクの着用や手の消毒などは新型コロナウイルスのみならずインフルエンザ、各種感染症の予防にも繋がりますので、院内での感染予防にご協力お願いいたします。
[コントラオートクレーブ滅菌]
以下のような事項に該当する方は治療の延期及び予約の延期をさせて頂く場合がございます。ご了承下さい。
☆新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いのある方
☆37.5度以上の発熱のある方
☆息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある方
☆発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状がある方
☆比較的軽い風邪が4日以上続く方
☆その他、味覚・嗅覚障害などご不安な方
☆現在同居する方に発熱や咳などの症状がある、自宅隔離を要請されている方
☆身内や勤務先などでコロナウイルス陽性患者が出ておられる方
☆過去14日以内に海外渡航歴のある方
☆過去14日以内に海外から帰国された方との濃厚接触歴がある方
☆過去14日以内に感染者急増している都道府県へ出かけたことがある方
☆過去14日以内に30人以上が屋内で集まる集会やイベントに参加された方
当院へご来院される方は、ご協力をお願いいたします。
今後も最新の状況に合わせた万全の対策をスタッフ一同、一丸となって尽力して参ります。ご迷惑やご心配おかけして申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
上記のいずれにつきましても常日頃より行っている感染予防対策に加え、厚生労働省、日本歯科医師会、日本医師会、日本口腔外科学会等の最新の指針や情報に基づいた対策を当院では積極的に行っています。
新型コロナウイルスは短期間での終息は考えにくく、長期間になると考えられ、痛い、腫れている、詰め物がとれた、噛めないなどは我慢しないでご連絡ください。
また、歯周病のような慢性疾患は放置すると進行が進み、誤嚥性肺炎やウイルス感染、全身疾患にも影響します。
そのため専門的口腔ケアは重要で、ウイルス感染のリスクを下げることも報告されています。
専門的口腔ケアをしっかりと行っている人はウイルス感染を起こしにくくなるということがわかってきています。新型コロナウイルスの研究はこれからですが、同じウイルスであるインフルエンザに関する研究では明らかにされています。専門的口腔ケアでお口の細菌をコントロールすることにより、ウイルスが体内の細胞に侵入しにくくなるというものです。特に歯周病菌はウイルスを体内に侵入させやすくする酵素を出すと言われています。
こんな時こそ、しっかりと専門的口腔ケアをうけることが大切です。
専門的口腔ケアをすることで、インフルエンザ罹患率や誤嚥性肺炎など、口腔内へのウイルスや細菌の付着の減少は多数報告されています。
[新型コロナウイルスに備えるために]
[インフルエンザインフルエンザ予防と歯周病菌 – 日本歯科医師会]